痛みのある歯を抜歯してインプラントで治療した症例
痛みのある歯を抜歯してインプラントで治療した症例
こちらの患者さまは、右上の奥歯がものを噛むと痛みがあるとのことで来院されました。
レントゲン撮影での検査の結果、過去に他院で治療されたブリッジの根っこが感染によって膿が溜まり、炎症を起こしてることが痛みの原因であることがわかりました。
ブリッジの奥の歯は抜歯が必要と診断、抜歯後の治療法を相談させていただいたところ、入れ歯は嫌とのことでインプラントをご希望されました。
インプラント埋入手術の実施
ブリッジの手前の歯はまだ使うことができると判断し、ブリッジ除去後、一本のかぶせ物にしました。奥の歯は抜歯後、下の歯と奥まで噛み合うように設計し、金額を抑えるため、本来4本分の歯をいれるところをインプラント3本でブリッジにし、4本分の歯を作りました。奥の歯は骨の損傷が大きかったため、抜歯と同時に骨造成も行っています。
上部構造の装着・治療完了
完成した上部構造(ブリッジ)を装着し、咬み合わせを調整して治療完了です。
術前は右下奥の歯が噛み合っていませんでしたが、術後は奥まで噛み合うようになり、奥まで均等に噛み合うことで全体の歯の負担を減らすことができます。術前よりもものがしっかりと噛めるようになり、審美的にも機能的にも大変満足していただくことができました。
年齢・性別 | 60代 女性 |
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治療期間 | 7ヵ月 |
治療回数 | 10回 |
治療費(税込) | インプラント 3本(上部ジルコニアブリッジ)1,375,000円(税込) 骨造成 165,000円(税込) |
想定されるリスク | ・経年的に歯茎が下がる事があります ・定期的にメンテナンスを行わず清掃不良の場合、インプラント周囲炎になり脱離する事があります ・骨としっかり結合せず、再オペが必要になる事があります ・糖尿病など、全身状態によっては治療が難しくなります ・骨の量によっては行う事が出来ない可能性があります |