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セラミックのつめ物・かぶせ物が取れる原因とは?

投稿日:2024年12月3日

カテゴリ:祐天寺歯科スタッフブログ

セラミックのつめ物・かぶせ物が取れる原因について

セラミックのつめ物・かぶせ物が取れる原因

祐天寺駅すぐの歯医者「祐天寺歯科」の歯科衛生士です。

自費診療となるセラミックは、保険適用の銀歯やレジンのつめ物・かぶせ物に比べて精度が高いため、取れにくいといわれています。しかし、様々な要因によって取れることもあります。

今回のブログでは、セラミックのつめ物・かぶせ物が取れる原因についてお話したいと思います。セラミックのつめ物・かぶせ物が取れた場合は、下記のような原因が考えられます。

接着面積が少ない

虫歯治療などで歯を削る際は、虫歯の部分だけを削れば良いというわけではなく、つめ物・かぶせ物がしっかりと接着できるよう、歯の形状を整える必要があります。しかし、虫歯の範囲が大きい場合は十分な接着面を確保できないことがあるため、つめ物・かぶせ物を装着後に取れてしまう可能性があります。

接着剤や素材の経年劣化

セラミックは保険適用の銀歯やレジン等に比べると劣化しにくい素材ですが、咬み合わせの状態や長期使用によって摩耗・劣化します。また、土台の歯とつめ物・かぶせ物を接着している接着剤が経年劣化することによって取れやすくなったり、隙間が生じやすくなります。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは通常の咀嚼に比べて力が強いため、歯や歯茎、顎骨に大きな負担がかかります。慢性的な歯ぎしり・食いしばりによってつめ物・かぶせ物に過剰な力がかかると、ダメージが蓄積するため、欠けたり、取れたりしやすくなります。

咬み合わせの変化

治療でつめ物・かぶせ物を装着する際は、部分的に過剰な力がかからないよう、咬み合わせを調整します。しかし、口腔内環境は加齢などによって日々変化するため、少しずつ咬み合わせも変化します。咬み合わせが悪くなり、つめ物・かぶせ物に大きな負担がかかると、割れたり、取れたりしやすくなります。

虫歯

虫歯治療が不十分であったり、何らかの原因でつめ物・かぶせ物が破損してそこから細菌が侵入すると、歯の内部で虫歯が再発してしまいます。虫歯によって土台の歯が溶かされると、つめ物・かぶせ物との適合が悪くなるため、取れやすくなります。

セラミックのつめ物・かぶせ物は、自費診療となるため、保険適用の素材に比べて費用が高額になります。セラミックのつめ物・かぶせ物を良い状態でお使いいただくためには、日々のケアはもちろん、定期的に歯科検診を受け、口腔内環境や咬み合わせを良い状態で維持することが重要です。

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