歯が変色したり黄ばんだりする原因とは?
投稿日:2024年8月5日
カテゴリ:祐天寺歯科スタッフブログ
歯が変色したり黄ばんだりする原因について
祐天寺駅すぐの歯医者「祐天寺歯科」の歯科衛生士です。
歯は加齢や日々の食事をはじめ、様々な理由によって黄ばんだり、変色したりするため、歯磨きの際にご自身の歯の色を見て気になっている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回のブログでは、歯が変色したり黄ばんだりする原因についてお話したいと思います。歯が変色したり黄ばんだりする主な原因は下記のようなことが挙げられます。
加齢
歯の内部にある象牙質は元々黄みがかっており、エナメル質はすりガラスのように透き通った状態です。加齢によって少しずつエナメル質が薄くなると、内部の象牙質が透けやすくなります。さらに加齢によって象牙質の色も濃くなるため、歯の黄ばみがより目立つようになります。
飲食物による着色
カレーやワイン、コーヒーなどの色素の濃い飲食物を頻繁に摂取すると、少しずつ歯に色素が沈着するため、歯が本来の白さを失い、黄ばんでしまいます。
酸蝕症
酸蝕症とは、酸性の飲食物によって歯が溶ける症状です。柑橘系のフルーツや炭酸飲料などを日頃から好んで口にする方は、お口の中が酸性に傾く時間が長くなるため、唾液による「再石灰化」が間に合わずに歯が少しずつ溶けてしまいます。歯が溶けることによって黄みがかった象牙質が透けやすくなるため、以前に比べて歯が黄ばんだように見えてしまいます。
歯垢(プラーク)の蓄積
歯垢(プラーク)の色は黄白色です。歯磨きなどで磨き残しがあったり、日々のケアを怠ったりすると、口腔内に歯垢(プラーク)が蓄積するため、歯が黄ばんだように見えてしまいます。
神経が死んでいる・神経を取り除いた
虫歯や外傷によって歯の神経が死んだり、根管治療で神経を取り除いたりした場合は、歯の内部で出血が生じたり、不要な物質が象牙質の内部に侵入したりすることで歯が変色してしまいます。
抗生物質の影響
幼少期などに「テトリサイクリン系」の抗生物質を多量に服用すると、薬の成分が象牙質と結合して歯が灰色っぽく変色したりすることがあります。
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