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歯周病と関係が深い病気とは?

投稿日:2025年3月26日

カテゴリ:祐天寺歯科スタッフブログ

歯周病と関係が深い病気について

歯周病と関係が深い病気

祐天寺駅すぐの歯医者「祐天寺歯科」の歯科衛生士です。

現在、歯周病は歯を失う1番の原因となっています。歯周病は細菌の感染によって生じる歯科疾患ですが、お口や歯だけの問題に留まらず、全身の病気とも深い関係があることが様々な研究によって明らかになっています。

そこで今回のブログでは、歯周病と関係の深い病気についてお話したいと思います。歯周病菌が血中に入り、全身を巡ることによって下記の病気の発症リスクが高くなります。

心臓病

歯周病菌が血中に入り込むことによって、血管の内壁に血栓が形成され、動脈硬化が促進されます。動脈硬化が心臓内部で起こると、心筋梗塞や狭心症のリスクが高くなります。

糖尿病

歯周病によって炎症が起こると、炎症性物質(サイトカイン)が血液によって全身に巡り、インスリンの働きを妨害します。インスリンの働きが妨害されると、血糖値が下がりづらくなるため、糖尿病の発症リスクが高くなります。また、歯周病と糖尿病は相互に悪影響を及ぼす関係にあり、糖尿病によって抵抗力が低下したり、唾液の分泌量が減少することにより、歯周病も悪化しやすくなります。

誤嚥性肺炎

歯周病が進行すると、口腔内の細菌数が増加します。誤嚥(食べ物や唾液が食道ではなく気道に入り込むこと)によって、歯周病菌などの細菌が気管や肺に入りこむことにより、肺炎を起こしやすくなります。肺炎は高齢者の死亡原因1位となっており、筋力の衰えによってうまく飲み込みができなくなると、誤嚥を起こしやすくなるため、注意が必要です。

骨粗しょう症

歯周病の重症化によって歯を失うと、咀嚼効率が悪くなり、消化吸収力が低下するため、ビタミンDやカルシウムが不足します。また、歯周病によって発生した炎症性物質には、骨を破壊する破骨細胞を活性化させる働きがあるため、骨粗しょう症のリスクが高まります。

低体重児出産・早産

歯周病によって発生した炎症性物質が子宮に到達すると、炎症を抑制するために「プロスタグランジン」の分泌量が増加します。プロスタグランジンには子宮収縮作用があり、分泌量が増えることによって、陣痛時と同じように子宮の収縮が促進されるため、低体重児出産・早産のリスクが高くなります。

バージャー病

バージャー病とは、手足の末端の血管が詰まり、しびれや痛みを感じたり、壊死したりする病気です。血中に入りこんだ歯周病菌が動脈内の血小板や単球に取り込まれると、血小板が凝集し、血管が閉塞されます。閉塞した血管内で炎症が起こることにより、バージャー病を引き起こされます。

上記のように歯周病は歯を失うだけでなく、様々な病気のリスクを高めます。ご自身の健康はもちろん、これから生まれて来る赤ちゃんの健康のためにも歯周病の予防や治療をきちんと行いましょう。

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