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歯茎にできる膿の袋(フィステル)の原因とは?

投稿日:2024年8月26日

カテゴリ:祐天寺歯科スタッフブログ

歯茎にできる膿の袋(フィステル)の原因について

歯茎にできる膿の袋(フィステル)の原因

祐天寺駅すぐの歯医者「祐天寺歯科」の歯科衛生士です。

歯茎にできる白いニキビのようなできものをフィステルといいます。フィステルは歯根先端部分にできる膿の袋で、痛みなどを伴うこともあり、口腔内に何かしらのトラブルが起こっているため、注意が必要です。

今回のブログでは、歯茎にフィステルができる主な原因についてお話したいと思います。フィステルが形成された場合は下記のような原因が考えられます。

虫歯の重症化

虫歯が進行して歯の神経にまで感染が拡がると、神経が炎症を起こします。そのままの状態で放置していると、神経が腐敗して膿などの汚染物質が歯根先端部分に溜まるため、歯茎にフィステルが形成されます。

精度の低い根管治療

虫歯が重症化して歯の神経にまで進行した際は、歯の内部を清掃・殺菌する根管治療によって症状を改善します。根管治療の精度が低く、歯の内部に感染物質の取り残しなどがあると、再び根管内で細菌が繁殖して炎症が起こるため、症状がさらに悪化することによって歯茎にフィステルができる可能性があります。

歯根破折

歯根破折とは、歯の根の部分にひびが入ったり、折れたりする症状です。歯根破折を起こると、歯のひびや折れた部分から細菌が侵入して歯の内部で炎症が起こるため、歯茎にフィステルが形成されやすくなります。

根管治療で神経を抜いた歯は栄養が供給されなくなります。噛む力が強かったり、歯ぎしり・食いしばりなどの癖がある場合は部分的に過剰な力がかかることで歯根破折を起こしやすくなるため、注意が必要です。

外傷

運動時の衝突や転倒などによって歯を強く打つと、歯の神経がダメージを受けて死んでしまうことがあります。歯の神経が死んでしまうと、歯の内部で炎症が起こり、歯根先端部分に膿が溜まることによってフィステルが形成されます。

歯の外傷については、外見的に何も変化がない場合でも、歯の内部で神経がダメージを受けている可能性があります。少しでも違和感や痛みなどを感じる場合はできるだけ早めに歯科医院で検査を受け、必要に応じて治療を受けましょう。

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