根面う蝕(大人虫歯)の原因とは?
投稿日:2025年1月22日
カテゴリ:祐天寺歯科スタッフブログ
根面う蝕(大人虫歯)の原因について
祐天寺駅すぐの歯医者「祐天寺歯科」の歯科衛生士です。
皆さんは根面う蝕(大人虫歯)をご存知ですか?
根面う蝕とは、歯の根の部分にできる虫歯を指します。歯根部分は硬いエナメル質がなく、象牙質で形成されているため、加齢や歯周病などによって歯茎が下がり、歯根面が露出することで根面う蝕のリスクが高くなります。特に高齢者に多いため、「大人虫歯」とも呼ばれます。
そこで今回は、根面う蝕になる主な原因についてお話したいと思います。
歯周病の進行
歯周病が進行すると、歯周病ポケット内で細菌が繁殖して炎症が起こります。さらに症状が進行すると、炎症によって歯茎が下がってしまうため、歯根部分が露出してしまい、根面う蝕のリスクが高くなります。
強い力での歯磨き
歯茎はとても繊細な組織です。ブラッシングの際に力いっぱいゴシゴシ磨くと、歯周組織がダメージを受け、結果的に歯茎が下がってしまいます。歯茎が下がってしまうと、歯根部分が露出するため、そこへ汚れや細菌が付着することによって、根面う蝕のリスクが高くなります。
歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしりや食いしばりは、通常の咀嚼よりもはるかに強い力が歯や歯周組織にかかります。歯ぎしりや食いしばりが癖の方は、長期的に歯周組織へダメージが蓄積されるため、歯槽骨の吸収や歯茎の退縮が起こります。歯茎が退縮して、歯根部分が露出することによって根面う蝕のリスクが高くなります。
加齢
口腔内の状態が良好であっても、加齢によって歯周組織が少しずつ衰えるため、歯茎が下がっていきます。加齢によって歯茎が下がった部分は、歯根が露出した状態になるため、根面う蝕になりやすくなります。
上記のように根面う蝕(大人虫歯)は、加齢や歯周病、様々な原因によってリスクが高くなります。大切な天然歯を失わないためにも、日頃からクリーニングや定期検診を受け、予防に取り組むことが重要です。
祐天寺で予防歯科・クリーニングなら祐天寺歯科までお気軽にご相談ください。
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