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歯周病が悪化する主な原因とは?

投稿日:2024年2月20日

カテゴリ:祐天寺歯科スタッフブログ

歯周病が悪化する主な原因について

歯周病

祐天寺駅すぐの歯医者「祐天寺歯科」の歯科衛生士です。

歯周病は軽度の症状も含めれば、成人の約80%が罹患しているといわれる程身近な歯科疾患です。歯周病は細菌の感染によって発症し、歯茎や骨が溶かされることによって最終的に歯を失ってしまいます。

データによれば、歯周病で歯を失う率は40代くらいから少しずつ増加し、60代がピークとなります。また、歯周病は歯を失うだけでなく、様々な全身疾患とも深く関係していると考えられており、お口をはじめ、身体全体の健康にも悪影響を及ぼす可能性が高くなるため、日頃から予防に努め、歯周病を発症させない、進行させないことが重要です。

そこで今回のブログでは、歯周病を進行させる主な原因についてお話ししたいと思います。歯周病を進行させる原因を知り、歯周病の進行・悪化防止を心掛けましょう。歯周病を進行させる主な原因については下記の通りです。

歯垢(プラーク)

お口の中に多くの細菌が存在します。歯垢(プラーク)は様々な細菌が集まって形成され、虫歯や歯周病など、お口の中のトラブルの元となります。磨き残しが多くなり、お口の中が不衛生になると歯垢(プラーク)内に存在する歯周病菌が繁殖し、毒素を出すため、歯周病が進行しやすくなります。

歯石

歯石は唾液による再石灰化によって歯垢(プラーク)が硬化した状態です。歯石の表面はザラついているため、細菌や汚れが付着しやすくなります。また、歯石は歯磨きでは取り除くことができないため、お口の中に歯石が多く蓄積してしまうことによって、歯周病がより早く進行してしまいます。

喫煙

煙草にはニコチン・タール・一酸化炭素をはじめとした有害物質が多く含まれています。有害物質を体内に取り込むことによって、歯周組織への血流や酸素供給が低下し、免疫力が下がってしまうため、細菌が繁殖して歯周病が進行しやすくなります。喫煙者は非喫煙者に比べて2~3倍歯周病リスクが高くなると考えられています。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは睡眠時の無意識下で行われるため、歯はもちろん、歯茎や歯槽骨などの歯周組織にも強い力がかかります。継続的に歯周組織へ負担がかかることによって歯周病が進行しやすくなります。

糖尿病

近年、歯周病は多くの全身疾患と深く関係していることが明らかになっています。特に糖尿病とは相互関係にあり、歯周病、糖尿病どちらかに罹患されている場合はもう一方のリスクも高くなってしまいます。糖尿病は高血糖になることで唾液の分泌量が減少してお口の中が乾燥しやすくなります。お口の中が乾燥すると、唾液の自浄作用や抗菌作用の低下、白血球の機能低下などによって歯周病菌が活発になるため、歯周病が進行しやすくなります。

悪い歯並び

歯並びが悪い場合は歯磨きの際に歯が重なった部分の磨き残しが多くなりやすくなるため、お口の中が不衛生になります。さらに噛み合わせが悪いと、部分的に強い力がかかるため、歯周組織へのダメージによって歯周病が進行しやすくなります。

不摂生な生活習慣

歯周病リスクは生活習慣が大きく関係します。睡眠時間が短くなったり、歯磨きがきちんと行われていないと、免疫力の低下や細菌の繁殖によって歯周病が進行しやすくなります。また、ストレスなどによって自律神経のバランスが乱れると、免疫力の低下や唾液の分泌量が減少するため、歯周病が悪化しやすくなります。

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